統合失調症とは｜原因や治療法は！？

統合失調症という疾患をご存知でしょうか

たまにはテレビの報道などでも「統合失調症」という名前を聞くことはありますが、

あまり馴染みもなく、実際にはどのような疾患なのか分からない人も多いのではないでしょうか！？

そこで今回は、「統合失調症」についてその原因や治療法などをまとめてみたいと思います。

統合失調症とは！？

統合失調症とはどのような疾患なのでしょうか！？

統合失調症は、幻覚や幻聴などの特徴的な症状を呈す、精神疾患です。

また、妄想などの症状も認めます。

実際に、それ自体が問題となるというよりは、社会生活を営むにあたって、人々との交流に問題を抱えています。

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以前は「精神分裂病」と言われていましたが、現在では「統合失調症」に名称変更されています。

統合失調症は、おおよそ100人に1人程度がかかると言われています。

病院などを受診しない人でも潜在的に持っている人はかなりの数いると言われていますが、日本では正確な調査結果がないようです。

発症は10歳代〜30歳代と比較的若年に多い病気です。

やや男性に多いとも言われています。（男：女＝1.4：1）

統合失調症の症状は！？

統合失調症の症状にはどのようなものがあるでしょうか！？

代表的なものを紹介します。

【幻覚や幻聴】

幻覚や幻聴というのは、本来ないはずの感覚がある、聞こえるはずのないものが聞こえる状態です。

統合失調症の幻覚や幻聴は、本人の価値観や関心などと関連して他者に対して悪い働きかけをすることが特徴的です。また、気分などにも大きく影響を受けます。

例えば、「悪口を言われている」などと自分が不利になるような状況を思い浮かべます。

また、「独語」が多いことも特徴です。


【感情や意欲障害】

感情の障害に関しては、自分の感情の変化が少なく、また、相手の感情の理解が困難になります。

そのために自分と相手との人間関係がうまく築けなくなります。

また、意欲の障害では、何事にも意欲がわかず、閉じこもってしまうことがあります。

それによってさらに、周りとの人間関係を崩す要因ともなってしまいます。


【病識の欠如】

病識とは、自分で自分の病気のことを認識することです。

統合失調症では、この病識が欠如してしまい、自分が病気としてこのような状況にあることも理解できなくなってしまうのです。

統合失調症の原因は！？

統合失調症の原因は今の所、明らかにはなっていないそうです。

ただ、人生におけるライフイベントの変化（結婚、転職、引越し、出産 etc....）などが発症のきっかけとなることがあるそうです。

実際には以下のような神経や脳の器質的な変化も認めます。

・神経伝達物質の異常

脳の各部位の情報伝達に利用される神経の伝達物質であるドーパミンの過剰産生を認めます。

・脳の機能障害や構造異常

脳の一部分の体積が減少している状態が認められます。

その部位というのが、「前頭葉」と「側頭葉」です。

ただし、必ずしもすべての統合失調症患者に当てはまるものではなく、そういう傾向があるということです。

統合失調症の治療は！？

それでは統合失調はどのように治療をするのでしょうか！？

総合失調症の治療は主に【薬物療法】が主です。

今までは入院しながら投薬を進めていたそうですが、現在では外来通院で治療する場合も多くなっているそうです。

そのいずれの場合においても、投薬だけでなく、精神療法やリハビリテーションなどとの併用治療が望ましいとされています。

どちらか片方ではなく、両者を組み合わせることで効果が高いそうです。

このように治療を進めていくことで、長期的な予後として、良好な場合が50〜60%、重度の障害を残す場合が10〜20%と言われています。

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まとめ

あまり聞いたことがないかもしれない「統合失調症」という疾患についてまとめてみました。
なんとなくは理解できたでしょうか！？

精神疾患というのはその症状も多岐にわたり、キャラクターなのか病気なのかは、素人には区別がつかない部分があります。

ただ、精神疾患であっても早期診断・早期治療が有効なのは言うまでもありません。

もし、親族でこのような大きなライフイベントが生じたのちに、症状を呈したら、診断を進めてみる必要もあるかもしれませんね。

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