健康寿命とは? ロコモーティブシンドロームとの関係! [医療]
2025年には段階の世代が、後期高齢者(75歳以上)に達し、
約3500万人(人口比約30%)が高齢者となる超高齢社会の日本!
平均寿命の上昇とは誰もが聞いたことがありますが、
今注目を集めているのが「健康寿命」です。
また、この健康寿命と関係するのが、聞きなれない
「ロコモティブシンドローム」だ!
今知っておきたい「健康寿命」と「ロコモティブシンドローム」について
その関係性も踏まえて知識を共有します。
医療・介護に関するこちらの記事もどうぞ
→アルツハイマー型認知症
→杖の種類や特徴|適応や杖の選び方
→変形性膝関節症とは!手術やその後のリハビリは?
健康寿命とは?
健康寿命というのは、健康上の問題がなく日常生活を普通に送れる状態を指します。
健康寿命と平均寿命の差は男性で9.02年、女性で12.40年あると言われいています。
この期間は病院へ入院したり、介護などの必要性がある可能性が高い。
※ 厚生労働省2013年資料参考
日本では、平均寿命が年々伸びていますが、人間が自立して、人間らしい生活を送るためには、
平均寿命だはなく、健康寿命を延ばす必要がある。
このような日常生活の自立を妨げる、いわば要介護や要支援となる要因として、
もっとも多いのが、「運動器の障害」と言われている。
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要支援・要介護になった原因
・運動器の障害 25%
・脳血管障害 19%
・認知症 16%
・高齢による衰弱13%
・その他 27%
※2013年 厚生労働省 国民生活基礎資料より
認知症や、脳血管障害よりも「運動器疾患」が多いことは意外でしたね。
このように、運動器の障害によって移動機能の低下をきたした状態を
「ロコモティブシンドローム」と言います。
「ロコモティブシンドローム」(以下:ロコモ)とは?
ロコモとは、先に示したように運動器の障害によって移動機能の低下をきたした状態を言い、
進行することで要支援や要介護を必要とする可能性が非常に高くなります。
かつてに比して平均寿命が延びたことで、これほどまでに身体の運動器を長時間にわたり使い続けることがなかったのです。超高齢社会・日本の未来を見据え、
日本整形外科学会が2007年に新たに提供した概念です。
【ロコモの原因】
1.運動器自体の疾患(筋骨格運動器系)
変形性関節症、骨粗鬆症に伴う円背、易骨折性、変形性脊椎症、脊柱管狭窄症など。
あるいは、関節リウマチなどで、痛み、関節可動域制限、筋力低下や麻痺などを主症状として、
歩行やバランス、耐久性の低下をきたしたもの
変形性関節症に関する関連記事
変形性膝関節症とは!手術やその後のリハビリは?
2.加齢による運動器不全
加齢により、身体機能が衰えることに起因するもの。
筋力低下、耐久性低下、反応時間や運動速度の低下、バランス低下などがあります。
気になる「ロコモーティブシンドローム」をチェックする方法があります。
しかも、自宅で簡単に行える方法を紹介します。
【立ち上がりテスト】
下肢の筋力の強さを図ります。
両脚・片脚で、それぞれの高さの椅子から立ち上がりテストです。
・10cm、20cm、30cm、40cmそれぞれの台を用意します。
・40cmの台に両腕を組んで腰掛けます。(両脚は肩幅くらいに開く)
・反動をつけずに立ち上がります。
・そのまま3秒間保持します。
・両脚が出来たら片脚で同様に行います。
注意事項
・無理をせず、痛みが出た時は中止する
・勢いをつけて転倒などしないように注意
測定結果
<片脚40cmが出来た場合→低い台での片脚テストを実施>
10cmずつ低い台に移り、片脚ずつテストをする。
左右ともに片脚で立ち上がれた一番低い台がテスト結果となる。
<片脚40cmが出来なかった場合→両脚でテストを実施>
10cmずつ低い台に移り、両脚でテストをする。
両脚で立ち上がれた一番低い台が結果となる。
結果の判定方法
ロコモ度1:どちらか一方の片脚で40cmの高さから立ち上がれない
移動機能の低下が始まっている状態。筋力やバランスが落ちているので、
ロコモーティブトレーニングを始めとする運動を行っていく必要があります。
ロコモ度2:両脚で20cmの高さから立ち上がれない
移動機能音低下が進行している状態。自立生活が出来なくなるリスクが高くなっている。
整形外科などの専門医の受診が勧められる。
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健康寿命が注目される中で、ロコモーティブシンドロームの危険性や
そのチェック方法などを紹介した。
「長生きはしたい」、けれど周りに迷惑をかけたくない、苦しんでまで生きたくはない!
そんな思いを抱えている人はきっとたくさんいるのではないかと思います。
大事なのは、将来のことをしっかりと考えて、健康に心がけて 適切な予防を行っていくことですね!
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約3500万人(人口比約30%)が高齢者となる超高齢社会の日本!
平均寿命の上昇とは誰もが聞いたことがありますが、
今注目を集めているのが「健康寿命」です。
また、この健康寿命と関係するのが、聞きなれない
「ロコモティブシンドローム」だ!
今知っておきたい「健康寿命」と「ロコモティブシンドローム」について
その関係性も踏まえて知識を共有します。
医療・介護に関するこちらの記事もどうぞ
→アルツハイマー型認知症
→杖の種類や特徴|適応や杖の選び方
→変形性膝関節症とは!手術やその後のリハビリは?
「健康寿命」とは?
健康寿命とは?
健康寿命というのは、健康上の問題がなく日常生活を普通に送れる状態を指します。
健康寿命と平均寿命の差は男性で9.02年、女性で12.40年あると言われいています。
この期間は病院へ入院したり、介護などの必要性がある可能性が高い。
※ 厚生労働省2013年資料参考
日本では、平均寿命が年々伸びていますが、人間が自立して、人間らしい生活を送るためには、
平均寿命だはなく、健康寿命を延ばす必要がある。
このような日常生活の自立を妨げる、いわば要介護や要支援となる要因として、
もっとも多いのが、「運動器の障害」と言われている。
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要支援・要介護になった原因
・運動器の障害 25%
・脳血管障害 19%
・認知症 16%
・高齢による衰弱13%
・その他 27%
※2013年 厚生労働省 国民生活基礎資料より
認知症や、脳血管障害よりも「運動器疾患」が多いことは意外でしたね。
このように、運動器の障害によって移動機能の低下をきたした状態を
「ロコモティブシンドローム」と言います。
「ロコモティブシンドローム」とは?
「ロコモティブシンドローム」(以下:ロコモ)とは?
ロコモとは、先に示したように運動器の障害によって移動機能の低下をきたした状態を言い、
進行することで要支援や要介護を必要とする可能性が非常に高くなります。
かつてに比して平均寿命が延びたことで、これほどまでに身体の運動器を長時間にわたり使い続けることがなかったのです。超高齢社会・日本の未来を見据え、
日本整形外科学会が2007年に新たに提供した概念です。
【ロコモの原因】
1.運動器自体の疾患(筋骨格運動器系)
変形性関節症、骨粗鬆症に伴う円背、易骨折性、変形性脊椎症、脊柱管狭窄症など。
あるいは、関節リウマチなどで、痛み、関節可動域制限、筋力低下や麻痺などを主症状として、
歩行やバランス、耐久性の低下をきたしたもの
変形性関節症に関する関連記事
変形性膝関節症とは!手術やその後のリハビリは?
2.加齢による運動器不全
加齢により、身体機能が衰えることに起因するもの。
筋力低下、耐久性低下、反応時間や運動速度の低下、バランス低下などがあります。
みんなもやろう「ロコモチェック」
気になる「ロコモーティブシンドローム」をチェックする方法があります。
しかも、自宅で簡単に行える方法を紹介します。
【立ち上がりテスト】
下肢の筋力の強さを図ります。
両脚・片脚で、それぞれの高さの椅子から立ち上がりテストです。
・10cm、20cm、30cm、40cmそれぞれの台を用意します。
・40cmの台に両腕を組んで腰掛けます。(両脚は肩幅くらいに開く)
・反動をつけずに立ち上がります。
・そのまま3秒間保持します。
・両脚が出来たら片脚で同様に行います。
注意事項
・無理をせず、痛みが出た時は中止する
・勢いをつけて転倒などしないように注意
測定結果
<片脚40cmが出来た場合→低い台での片脚テストを実施>
10cmずつ低い台に移り、片脚ずつテストをする。
左右ともに片脚で立ち上がれた一番低い台がテスト結果となる。
<片脚40cmが出来なかった場合→両脚でテストを実施>
10cmずつ低い台に移り、両脚でテストをする。
両脚で立ち上がれた一番低い台が結果となる。
結果の判定方法
ロコモ度1:どちらか一方の片脚で40cmの高さから立ち上がれない
移動機能の低下が始まっている状態。筋力やバランスが落ちているので、
ロコモーティブトレーニングを始めとする運動を行っていく必要があります。
ロコモ度2:両脚で20cmの高さから立ち上がれない
移動機能音低下が進行している状態。自立生活が出来なくなるリスクが高くなっている。
整形外科などの専門医の受診が勧められる。
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まとめ
健康寿命が注目される中で、ロコモーティブシンドロームの危険性や
そのチェック方法などを紹介した。
「長生きはしたい」、けれど周りに迷惑をかけたくない、苦しんでまで生きたくはない!
そんな思いを抱えている人はきっとたくさんいるのではないかと思います。
大事なのは、将来のことをしっかりと考えて、健康に心がけて 適切な予防を行っていくことですね!
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2015-07-16 15:37
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